昔ながらの日本人の美学として語られている【陰影礼賛】をコンセプトとし、暗さをデザインすることを試みました。暗さの文化は大人の文化…情報量を落として余韻(暗さ)を楽しむ、そんなくつろぎの場をご提供いたします。テル1階には、宿泊者専用大浴場をご用意しております。(天然鉱石人工温泉)
ゆったりと湯船につかりながら眺める情緒あふれる坪庭が、旅の疲れを心から癒してくれます。厚感のある3つのオブジェが設置されています。同じ空間を共有しながらも、視点を変え、切り取ることで、異なった側面が見えてくることを示唆する作品。荒々しさと滑らかさ、光と陰など、物事の二面性が混在する中、経年変化により味わいを増す木という素材が、時を超えたコンセプトの橋渡しを担うオブジェです。家具は、木製の家具デザインと制作を通して日本と米国の架け橋となったジョージナカシマのコノイドチェアや、清水慶太氏デザインの日本の伝統技術を採り入れたテーブルやソファーを設置しています。